国語の論理的な解き方-コクゴノコウシキ-

現代文、古典共に論理的な解き方、また勉強法を紹介していきます。

1-5.選択肢を読むワンポイント(前回の続き)

今回は前回の続きとなりまして、選択肢を読む時に気をつけていきたいことについて書いていこうと思います。

 

気をつけておきたいことその1は「因果関係」です。

前回で説明した選択肢精査の方法では前後をわけて読むことになりましたが、この時に見落としがちなのが因果関係です。

前半の内容が正解で、後半の内容も間違ってない。

ってなった時に、でもその前半と後半に因果関係がなければ当然に答えにはならないのです。

気をつけたいワードは「~だが、」「~なので、」です!

 

その2は「設問に答えているか」です。

傍線部全体について聞かれていたら問題がないのですが、その中の一部を聞かれている時にそこだけを答えてないのであれば解答としては当然いただけないですよね。

「正しくないものを選ぶ」のと合わせてついつい忘れてしまいますが気をつけてください。

 

その3「選択肢を読む順番」

前後に分けて選択肢精査をしていくということでしたが、果たして前から読む必要はあるのであろうかということです。

これが出来る時というものはまず設問文を前後に分けることが可能な時です。

その時、前半の自信が3~5割で、後半の内容は自信満々というのであれば

前半からではなく、後半から選択肢精査をすべき

ということです。

 

その4「特徴的な言葉を探す」

ここの内容に関してはやや感覚的な話になりますので、よくわからなかったら読むだけ読んだ後、頭においてもらえたら十分かと思います。

簡単に例を説明とさせていただきます。

選択肢読んで貰った時に、嬉しいを表現するのでも「不思議と嬉しくなった」と表現していることがあります。

こういった時の「不思議と」というような表現に着目してもらうとここが選択肢の分かれ目となることは大いにありというようなことです。

 

 

最後の内容にまで目が行くようになった時、とても冷静に選択肢を捉えられているようになっていると思います。

日頃から選択肢をぼやっと捉えずに表現の1つ1つに拘ってみてくださいね!

というように以上が選択肢を読んでいく、問題を解くうえで気をつけるとミスがぐっと減るワンポイント(4つ)でした。

選択問題についてはここまでとなります。

次は記述についても少し触れさせていただきます。

 

次→1-6.現代文の記述について。

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1-4.選択肢の読み方

前回の内容では、設問を解く手順を形式的な形で説明しました。

 

今回は実際に選択肢精査にきた段階で選択肢を読む上で行うこと、気を付けることについて書いていきたいと思います。

 

この結果、選択肢の見方1つで解く効率や速度が全然違ってくる!

ってことが伝われば良いなと思います。

 

では早速例で取り組む順番を見ていきましょう。

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この画像において

右の問題文に書き込んである内容は、既に問題を解く手順2・3の段階で本文を言い換えております。そして選択肢に来て書き込見ます。

 

そして左の太字で1・2とあるのが作業順番です。

まずは選択肢を前後半で区切ります。それが1の作業です。

同時にこの選択肢ではどの選択肢も書き出しが同じなのでそこも区切ることで省いています。

少しでも選択肢を1回につき読む量を減らすことで、時間短縮を目指します。

 

2の作業はそして前半の区切りを選択肢精査していったということです。

ここで◯がつかなかった選択肢はもうそれ以降読まないです。

この場合は3・5だけ後半でも選択肢精査します。

 

これで答えを選ぶということになります。

 

今回はここまで。

次回では選択肢精査する上で細かいことながら気をつけること、効率をあげるワンポイントについて書いていこうと思います。

 

次→1-5.選択肢を読むワンポイント(前回の続き) 

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2-12-1.『しみのすみか物語』

問題は駿台文庫の古文必修問題集(演習編)より。

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そして、以下が実際にマーキングして見たものです。

字がやや読みにくくてごめんなさい

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ただ画像を載せただけになりましたが、とりあえず以上で

以下は訳と解いたものです。

全訳↓

これも(前の文章を受けて)同じ辺りにいた商人で、仕事には全く真面目にならず、家も貧しくなっていって、今は食べられるものでさえなくなった人がいた。

その商人の妻であった人が、恨み注意していったことには、

「あまりにも身分不相応な風流なことだけ好んで、月や花にだけ浮かれ続けなさるので、このように落ちぶれました。全てあなたの不甲斐なさから起こったことであるよ。

お隣のご主人をみなされ。朝は暗い時間から起きだし、夜は日が回るまで起きていて、冬は雪や氷が降っても、夏の日は雷鳴が激しく轟いてもただ 仕事を大事にして、勤めたので、年々家は豊かになり、今日には並ぶものがいないお金持ちになった。

あなたも隣の主人に見習って今から仕事に真面目になさって、再び家を裕福にし過ぎてしまった昔にお戻しになれ。」

と涙ぐんで言ったところ、商人は怒って

「風流のない人を持ち上げて、私の雅な心を良くないと否定することは愚かである。

隣の主人は、一日中走りつづけ、ほんのちょっとの休む暇さえなく、心やすまるときはない。落ち着いて楽しんでいる日は、ただ大晦日の一日のみである。

わずか一日をのどかに楽しもうとして、長い一年の日数を苦しみ喘ぎて困ろうとすることはとてもとても愚かな心であることよ。

そのような風流のない人のことを私は見習ったりはしない」

と言って、ますます遊び続けたという。

 

問1:a「つやつや」…下に否定形を伴って「全く~ない」と訳す。→イ

b「便なし」…不都合だ・良くない と訳す。→オ

c「あからさまなり」…ついちょっと・ほんのちょっと と訳す。→オ

d「ここら」…これは単語そのものは知らなかった人はいたかなと。

しかしここの文章、直前の「わづかに~楽しまむとて」と対句になっているのがわかるでしょうか?それによって、 ウになります。

問2:(下がず なので)未然形がiの音。つまり上2段活用ですね。

ゐ・ゐ・ゐる・ゐる・ゐれ・ゐよ

 

問3:②べき・だに・ぬ が掴めたら逐語訳でいけますね。

べき・ぬに関してはマーキングのところにあるから良いとして、だには

 1:~さえ

2:せめて~だけでも(最低限といいます)と訳します。

2の場合には比較対象が存在しますので今回は1です。よって

「食べられるものさえなくなってしまった。」となります。

④二なき とは、2人といない…つまり並ぶものがいないというように訳せます

「並ぶものがいないお金持ち」

 

問4:時間は干支で数えます。1つの干支につき2時間です。

子は「ね」。つまりねずみなので最初ですね。

だから午後12時頃(午前0時頃)です。

 

問5:「隣なる主人は、~」の文章を選んでしまう人がいると思いますが、この一文には「商人の考え」がないですよね? ですので、ここを選んでしまうと残念ながら正解とはいえず、

「わづかに一日」のほうが正解となります。

 

問6:ここでは風流のない人を指し、またその人見習う気はないと言ってるでCのことですね。

ではマーキング見たら一目瞭然ですね。

Cを辿ると良いので、「隣なる主人」です。

 

問7:この問題に関しては本文にはっきりとは書いていませんので、

「風流なことをして」「楽しんで暮らしたい」というようなことが含まれていると十分です。

 

以上です。

次→

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2-12.問題を解き侍りぬ

ここでも現代文同様にと解いた問題へリンクを貼っていきます。

センターや問題集から引っ張ってきてただマーキングや解く過程

そして後少しの解説というか気をつけたいこと、くらいは載せられたらなと思います。

 

2-12-1.『しみのすみか物語』より

 

 

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3-4.問題の解き方(書き下し文・現代語訳)

前回に引き続き、問題の解き方についてやっていこうと思います。

白文から書き下しを作るものと、現代語訳の問題について触れます。

 

まずは白文から書き下しを作っていく問題についてです。

こちらに関しては、まず私たちには基本的に白文を書き下す力はないということと

書き下し文というのは古人が漢文に古文の書き下しをつけたということ

を覚えておけば気持ち的にやりやすくなると思います。

 

つまり本文中に常にとくためのヒントが転がっているか

古文の考え方で解くことが出来るということです。

 

では、どういうことに気をつけると解けるかというと

1.重要な句形と熟語は覚えておく。

2.前後のどちらかに対句・繰り返し表現を探す。

3.古文の助動詞などの接続に着目する。

 

句形と熟語に関しては前の記事で書いたとおり、

ある程度は覚えておかないと書き下しには中々対抗しづらいでしょう。

 

2に関しては、重要句形・熟語が傍線部中には含まれず

その場で考えないといけないってなった時に

その一文だけで考えこまず前後に目をやってみると

大抵ヒントが転がっているので、視野を少しで良いので拡げて見てください

ということでした。

 

3に関しては、

前書いた時の通りあくあでこれが解答の中心になるわけではないですが 、

1・2どっちで探した時であっても引っ掛けにかからないように

特に助動詞の接続に気をつけるとそういった微妙な違いにはわかるものです。

文末の「也」を、や と読むかどうかとか個人的には動詞の有無と接続で判断します。

もちろん、単語ごとに完璧にパターン覚えてたら言うこと無いのですがね。

 

次に現代語訳の問題についてです。

漢文における現代語訳の問題というのは

基本的に簡単な古文をやくすだけなので、単語や句形わかれば苦しみません。

 

だからまずはやはり句形がわかっていればいうことはありません。

覚えている訳し方を叩きつけていきましょう。

そして次に助動詞を見つけられたのならその訳には着目してみましょう。

ここまでしても選択肢を単語で絞らないと行けない時は

前回の同義置換での考え方が生きてくると思います。

これでも無理なときは読み取りということになりますので

そうなると読み取りやすくなってるか、正答率が極端に低い問題となってるでしょう。

同義置換し損なった時も含めしっかり問題ごとに解説読むしかないでしょう。

 

漢文の選択肢精査については古文と同じですし繰り返しになるだけなので割愛します。

 

以上となります。

次は内容把握とその問題について書こうと思います。

 

次→3-5.問題の解き方(内容・理由説明) 

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0.まえがき!

まえがきです!

このブログの目的とか意気込みみたいなのを書きます。

 

ブログの目的というか目標。

元々は自分が指導の際に使った内容がいつでも振り返れたらなあと

思って書き始めたんですが

案外これが文字にして説明するのは難しい。

 

それでも、このブログから全部とは言わずとも

自分が納得出来た方法・技・解説だけでも盗んで言ってもらえたらなあ

と思って日々書いております。

 

もちろん私も完璧な人間ではないので全部盲信などせず

肯定的否定ですね、良いなとは思うけどこれはどうなんや?

みたいな気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。

 

意気込みとしては読んだ人からいつか

おかげで国語が少し楽しくなったじゃねーか

みたいなこと言われたら嬉しいですねえ。

点数よりも、科目を少しでも楽しんで取り組んでもらえると本当に。

 

以上となります。

読みやすくてわかりやすいものを心がけますゆえよろしくお願いします。

以下、各パートの1回です。

現代文→1-0.現代文は誰でも同じように解答を導ける

古文→2-0.古文の世界は思っているより面白い

漢文→3-0.漢文の簡単さについて 

 

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3-2.漢文のマーキング

漢文を実際に解く前に1つ。

古文では結構頑張ってマーキングなどしたのに漢文ではしなくてよいものなのか。

答えは…もちろんします!

ただ、古文ほど細かくやるわけではありませんのでそこはご安心をば。

 

漢文でマーキングすること…

1.登場人物

2.接続詞

の2つで基本的に問題はないでしょう。

1に関しては、古文と同じで出てきた順番にA・B・Cとマークをふり、

違う名前で同じ登場人物が出てきた時はそれが同じ人だとわかるようにマークを統一しましょう。

 

2に関しては然則(しからばすなわち)のような順接は当然とし、

若(もし)のような仮定や他の逆説の言葉でもマークして

少しでも文章の流れをつかめるようにしましょう。

後は読んでいく中で訳をちょいちょい自分なりに書き込んだりしておくと

問題解く際に本文見なおしても困らないですね。

 

今回は短いですが以上です。

短くなるなとは思ったのですが、書かないわけにもいかなかったので。

では次回からが本当に問題についてになります

 

次→3-3.問題の解き方(読み方・同義選択) 

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